消費者庁は、食品中の放射性物質に関し、消費者５１７６人に継続的に実施している意識調査の５回目の結果を発表した。福島県産の食品購入を「ためらう」と答えたのは１７．４％で、昨年８月の前回調査より２．２ポイント減った。

調査は、東日本大震災の被災地と東京都など都市部の住民に、インターネットを通じて実施した。

過去の調査で最も低かったのは昨年２月の３回目調査の１５．３％だが、４回目の昨年８月は１９．６％に上昇していた。

原因について、板東久美子長官は昨年１０月の記者会見で、漫画「美味しんぼ」の描写をめぐる議論が影響した可能性があると分析していた。

また、今回の調査で「放射性物質が含まれていない食品を買いたい」と回答したのは２２．８％で、前回より１．９ポイント減少した。

調査は２０１３年２月から半年ごとに実施している。

http://www.sankeibiz.jp/macro/news/150312/mca1503120500012-n1.htm